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乳がんの初期症状と手術方法総合案内所
【乳がんの初期症状と手術方法総合案内所とは】
乳がんの初期症状と手術方法、関連情報についてレクチャーします。特に、乳房を残したり、再建したりする方法も解説しました。
【乳がんの初期症状とは】
乳がんの初期症状の詳細は、こちら

    《乳がんとは》・・・乳の図は、こちら
  • 乳房は、乳頭中心に乳腺が20個ほど並んでおり、乳腺は、細い小葉に分かれ、乳管につながっています。
  • 乳がんの90%は「乳管」から発生し、約10%は「小葉」から発生します。
    《初期症状》
  • 「しこり」・・・しこりが1pくらいになると、ご自身で触診しても判ります。ただし、しこりがあるからといって、必ずしも乳がんとは限りませんので、医師の診察を受けましょう。
  • 「えくぼ」・・・乳がん細胞が乳房の皮膚に達すると、えくぼのようなくぼみができることがあります。
  • 「乳房の腫れ」・・・乳房が赤く腫れたり、痛みや熱を感じると、「炎症性乳がん」の可能性があります。
  • 「乳首のずれ」・・・左右の乳首の位置がずれている場合は、一応検査を受けるとよいでしょう。
  • 「乳首が陥没・ただれ」・・・乳首が陥没したり、ただれている場合には、内部にがんがある可能性があります。
  • 「出血・分泌物」・・・乳頭から出血や分泌物が出てきた場合には、医師に相談しましょう。
  • 「リンパ節の腫れ」・・・脇の下、胸骨のそば、鎖骨上下のリンパ節に転移することも多く、それぞれの箇所でしびれなどの症状が出ます。
  • 「転移」・・・転移したことで、色々な症状が出ることもあります。腰、背中、肩などの痛みがあれば、骨転移の可能性があり、咳が出たり呼吸困難になれば、肺転移、腹部の痛みや食欲不振、黄疸であれば、肝臓への転移が疑われます。
【乳がんの治療法】
    《外科療法》
  • 「胸筋温存乳房切除術」・・・乳房と脇の下のリンパ節、それに胸筋の一部を切除します。最も一般的な手術方法です。
  • 「単純乳房切除術」・・・がんができた乳房を全切除します。
  • 「乳房部分切除術」・・・乳頭やがんの周囲を円形に一部削除する「乳房温存手術」という方法があります。ただし、乳がんが乳腺に広がっていたり、しこりが複数ある場合には、一部の削除では済みません。手術後には、放射線治療を施します。
  • 「乳房再建術」・・・ご自身の筋肉や人工物で乳房を再建する手術です。この手術を行えば、かなりの精度で、元の形状を再現できます。他方の乳頭・乳輪の半分を移植する場合には、健康保険の適用が可能です。
  • 「胸筋合併乳房切除術」・・・乳房と脇の下のリンパ節、大胸筋、小胸筋を切除する方法で、以前行われていた施術方法です。
  • 「腫瘍核出術」・・・乳房のしこり部分だけ切除する方法ですが、あまり一般的ではありません。
    《放射線療法》
  • 術後の再発予防と、転移した病巣の症状を改善する目的で、放射線治療をすることもあります。
    《薬物療法》
  • 「ホルモン療法」・・・女性ホルモンの影響を受けやすいタイプの乳がんであれば、ホルモン療法を行うことがあります。
  • 「化学療法(抗がん剤)」・・・乳がんは、化学療法が効きやすいとされますが、副作用も多く、注意が必要です。
  • 「分子標的療法」・・・30%ほどの乳がんでは、HER2というタンパク質を持ち、乳がんを増殖させていることが分かってきましたので、このたんぱく質を攻撃する治療法が開発されました。
【豆知識】
  1. 性ホルモンのエストロゲンが影響しており、経口避妊薬の使用や閉経後のホルモン補充療法で乳がんのリスクが高まります。
  2. 初経年齢が早い、出産歴がない、初産年齢が遅い、授乳歴がない、閉経年齢が遅いことなどがリスク要因となっています。
  3. 閉経後の肥満はリスク要因ですが、閉経前の肥満はリスクを下げます。
  4. 50歳前後が乳がん罹患率のピークです。
  5. 男性の乳がんは、女性の100分の1ほどですが、生存率が低いです。
  6. 米国白人の罹患率が高くなっています。
  7. 乳がん関連商品などを用いてポジティブに楽しみましょう。

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