腎臓がんの初期症状と治療方法総合案内所 |
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【腎臓がんの初期症状と治療方法総合案内所とは】 |
腎臓がんの初期症状と治療方法、関連情報についてレクチャーします。
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【腎臓がんの種類と初期症状とは】 |
《腎臓とは》
- 腹部の左右に1つずつあり、血液を濾過して尿を作るとともに、血圧の調整や造血に関わるホルモンの生成もします。
- 腎臓は、尿を作る腎実質(皮質と髄質)と、尿の集まる腎盂(じんう)という組織に分かれます。
- 腎臓の図は、こちら。
《腎臓がんとは》
- 腎細胞にでき、尿細管の細胞ががん化した「腎細胞がん」と、腎盂にでき、尿路の細胞ががん化した「腎盂がん」があり、子供の場合には、「ウィルムス腫瘍」もできます。
- 「腎細胞がん」は、腎臓がん全体の約7割を占めます。
《腎臓がんの初期症状》
- 初期症状はほとんどなく、人間ドックなどの精密検査などでたまたま見つかる場合が多いです。
- 腫瘍が大きくなると「血尿」が出たり、「腹部のしこり」に気付くこともあります。
- がんが全身に広がると、「食欲不振」「体重減少」「貧血」「発熱」などの症状が出ることがあります。
- 腎細胞がんは、造血作用のある物質を生成するので、「赤血球増多症」「高血圧」「高カルシウム血症」が起こることもあります。
- 骨に転移することによる「骨折」、脳への転移による「痙攣」、肺転移による「肺の腫瘤」などの転移があります。
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【腎臓がんの治療方法】 |
《手術療法》
- 腎を全て取り出す「腎摘除術」と、腫瘍部分のみを切り取る「腎部分切除術」があります。
- 「腎摘除術」の方が出血や尿漏れなどの症状もなく、経過良好ですが、腎機能低下による合併症が起こる可能性があり、腫瘍の大きさによって選択されます。
《免疫療法(サイトカイン療法)》
- 「インターフェロン」や「インターロイキン」といった薬剤を使用して、免疫機能を高め、がんの増殖を抑える治療をします。
- 発熱、倦怠感、食欲不振、うつ病などの副作用があります。
- 転移が進んだ状況で使用されることが多いのですが、負担が大きいうえに、転移が進み過ぎていると対処できない場合が多いです。
- インターフェロンの奏効率は、15%ほどです。インターロイキンを併用しても20%です。
《分子標的薬剤》
- 分子標的薬剤は、一種の抗がん剤ですが、がんの栄養分を提供する血管の増殖を抑制する効果があります。
- 「ネクサバール」「スーテント」「アフィニトール」「トーリセル」などがあります。
- 従来の抗がん剤よりも副作用が少ないものの、致命的な副作用を発症する場合もあります。
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【豆知識】 |
- 腎細胞がんの死亡数は、がん死亡全体の1%ほどを占めます。
- 羅患率は、50歳から70歳代に多く、高齢ほど高くなります。
- 肥満と喫煙がリスク要因として確認されています。
- 日本の発症率は、世界的に見て低く、黒人が多くなっています。
- 一部の鎮痛剤の使用が発症リスクとして挙げられています。
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