喉頭がんの初期症状総合案内所 |
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【喉頭がんの初期症状総合案内所とは】 |
喉頭がんの初期症状と、関連情報についてレクチャーします。
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【喉頭がんの初期症状】 |
- 人の「のど」には、「咽頭(いんとう)」と「喉頭(こうとう)」があり、咽頭は、「上咽頭」「中咽頭」「下咽頭」に分けられています。喉頭は、「下咽頭」の前面を指し、「のどぼとけ」に当たります。咽頭の内面は粘膜に覆われ、気管につながり、肺へとつながっています。位置関係の図の一例は、こちら。
《喉頭の機能》
- 「発声」・・・喉頭には声帯があり、声帯を振動させて声を発することができます。
- 「気道の確保」・・・肺への空気の通り道という働きがあります。
- 「誤嚥防止」・・・食べ物や唾液が気管に入るのを防ぎます。
《喉頭の種類》
- 「声門」・・・声帯がある部位を声門といいます。
- 「声門上」・・・声帯の上を指します。
- 「声門下」・・・声帯の下を指します。
《喉頭がんの種類》
- 「声門がん」・・・喉頭がんの約65%を占めます。
- 「声門上がん」・・・喉頭がんの約30%を占めます。
- 「声門下がん」・・・発生は極めて稀です。
《喉頭がんの初期症状》
- 「声門がん」・・・低いがらがら声やかすれ声、雑音が入ったり、息が漏れるような声になります。このような「嗄声(させい)」という症状が1か月以上続くと、がんの可能性が高いです。さらに酷くなると、声門が狭くなり、呼吸困難になったり、痰に血液が混じったりします。また、のどの痛みがあったり、咳が長く続いたりする場合も要注意です。
- 「声門上がん」・・・いがらっぽかったり、異物感、食べ物を飲み込んだ時の痛みなどがあります。進行すると、首のリンパ節が腫れ、耳に痛みが生じます。
- 「声門下がん」・・・かなり進行が進むまで症状がありません。
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【喉頭がんのステージと手術】 |
喉頭がんのステージの詳細は、こちら。
《喉頭がんのステージ》
- がんが喉頭に留まっている状態。
- がんが少し進展しているものの、喉頭内に留まり、頸部リンパ節転移も遠隔転移もしていない状態。
- 声帯が全く動かなくなっていたり、3cm以下の頸部リンパ節への転移があるけれども遠隔転移はしていない状態。
- がんが喉頭に留まらず、咽頭や頸部に進展し、頸部リンパ節への転移があり、遠隔転移もある状態。
《喉頭がんの手術》
- 手術は、リンパ節転移が起こった場合に行われることが多いです。
- 初期の喉頭がんであれば、抗がん剤による化学療法、放射線治療、レーザー治療で対応します。
- 切除範囲が狭く、全摘出などをしなければ、声を失うことはありません。
- 90%以上の治癒率があり、再発は少ないです。
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【豆知識】 |
- 喉頭がんの発生数はがん全体の0.6%と低く、人口10万人当たり3.4人となっています。
- 男性の方が女性より10倍多くかかり、50歳から80歳までに急激に増えます。
- 患者の90%以上が喫煙者です。
- たくさんお酒を飲む方や肉や脂質多く摂り、ストレスを感じている方は発症しやすいです。
- 早期発見すれば、声を失わずに済むことが多いです。
- 全摘出した場合でも、「食道発声法」「パイプ式人工喉頭(タピア笛)」「電気人工喉頭」といった方法で、会話ができるようになります。
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