肝細胞がんの初期症状と肝炎ウイルス総合案内所 |
|
【肝細胞がんの初期症状と肝炎ウイルス総合案内所とは】 |
肝細胞がんの初期症状と肝炎ウイルス、関連情報についてレクチャーします。
|
【肝細胞がんとは】 |
《肝臓とは》
- 肝臓とは、人体最大の臓器で、1kgほどあります。血液中の有害物質を分解する「解毒作用」と、消化された栄養素をタンパク、脂質、炭水化物にする「合成作用」という働きがあります。また、胆汁の生成も行われます。
《肝細胞がんとは》
- 肝がんには、いくつかの分類があります。
- 「原発性肝がん」・・・肝臓から発生したがんです。
- 「肝細胞がん」・・・栄養素の合成、分解、解毒などを行う肝細胞から発生するがんです。原発性肝がんの95%を占めています。
- 「胆管細胞がん(胆内胆管がん)」・・・胆汁を十二指腸に流す管である胆管の細胞から発生するがんです。原発性肝がんの5%を占めています。
- 「組織型の肝がん」・・・特殊な肝がんです。発生率は稀です。
- 「転移性肝がん」・・・他の臓器から転移が起きてできるがんです。大元の臓器のがんを治療します。
《肝細胞の初期症状》
- 肝がんは、初期症状があまりないので、慢性肝炎や肝硬変の治療中に発覚されることが多いです。
- やや進行すると、「上腹部の硬いしこり」「みぞおち周辺の痛みや不快感」「胸部や背中の痛み」「右肩甲骨周辺の痛み」「発熱」「黄疸」「手のひらの赤み」「腹部の膨満感」「食欲不振」「体重減少」「しゃっくりが止まらない」が現れます。
- さらに進行すると、「肝がんの破裂によるショック性腹痛」「腹水」「静脈瘤の破裂による吐血や下血」などの症状が出ます。
- 詳しくは後述しますが、肝炎ウイルスが原因の場合が多いので、「倦怠感」「食欲不振」「茶色い尿が出る」などの症状は危険です。
|
【肝がんと肝炎ウイルス】 |
《肝がんと肝炎ウイルス》
- 肝がんは、肺がんや子宮頸がんと同様、発生要因が特定されているがんの一つです。
- 最も重要なのは、肝炎ウイルスです。肝炎ウイルスの型には、A、B、C、D、Eとありますが、主にB型、C型が肝がんに関係します。
- ウイルスに感染すると、肝細胞が炎症し、遺伝子の突然変異がおこり、肝がんへと発展します。
- 肝細胞がんの70%がC型肝炎ウイルスの感染からの発症と言われます。
- ウイルスによる発がんを抑制するための方法として、インターフェロンなどの抗ウイルス療法、グリチルリチンを用いることがあります。
|
【豆知識】 |
- 飲酒は肝がんの大敵です。
- 肝がんの検査の前に肝炎ウイルスの検査をすると効果的です。
- 肝硬変も肝がんの大敵ですので、酒量を減らしましょう。
- 肝がんは本来発症率の低いがんですが、肝炎ウイルスの感染などで、発症率が高くなっています。
- 肝炎ウイルスの検査キットは、こちら。
|
【厳選リンク】 |
がん情報サービス |
肝細胞がんのあれこれを徹底解説。 |
九州大学病院 |
肝細胞がんのQ&Aを紹介。 |
拠点病院 |
がんの診療連携拠点病院を検索。 |
がんの治療方法 |
がんの治療方法の種類を解説。 |
がんの手術費用 |
がんの治療費・手術費用。 |
高額療養費制度 |
療養費を抑える制度に関する情報。 |
|
Copyright (C) 2014. SUZ45. All Rights Reserved. |