中皮腫の種類と初期症状総合案内所 |
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【中皮腫の種類と初期症状総合案内所とは】 |
中皮腫の種類と初期症状、関連情報についてレクチャーします。
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【中皮腫の種類と初期症状】 |
《中皮腫とは》
- 肺などは胸膜、心臓は心膜、胃腸・肝臓などの腹部の臓器は、腹膜という膜で覆われています。これらの膜には「中皮細胞」が並んでいます。この「中皮細胞」で発生するがんを「中皮腫」と呼びます。各膜ごとに、「胸膜中皮腫」「心膜中皮腫」「腹膜中皮腫」といいます。
- 「胸膜中皮腫」は70%、「心膜中皮腫」は0.5%、「腹膜中皮腫」は20%という発症率です。
- 中皮腫は、その場で大きくなっていく良性の「限局性」というタイプと、膜全体に広がっていく悪性の「びまん性」というタイプがあり、多くは、びまん性が占めます。
- 中皮の図は、こちら。
《中皮腫の初期症状》
- 胸膜中皮腫は、胸痛、咳、息切れ、胸腔内に液体が貯まって呼吸困難や胸部圧迫感を感じます。また、発熱・体重減少にもなることがあります。
- 腹部中皮腫は、腹腔内に液体が貯まり、腹部が張るという症状があります。
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【アスベストと公的補助制度】 |
《アスベスト》
- 中皮腫のほとんどがアスベスト(石綿)を吸って発症します。アスベスト関連の労働者だけでなく、家族や工場周辺の住民も発症の可能性があります。潜伏期間が長く、25年から50年程度経ってから発症します。
《公的補助制度》
- すべての中皮腫患者は、公的補助制度を利用できます。
- アスベスト関連の仕事をしていた方は、「労働災害認定」の申請ができます。都道府県労働局か労働基準監督署に相談しましょう。
- アスベストと直接関係無い方は、「石綿健康被害救済法(石綿救済法)」の申請ができます。石綿救済法は、認定されると申請した時点にさかのぼって補助が受けられるので、早めに手続しましょう。独立行政法人環境再生保全機構または保健所に相談しましょう。
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【豆知識】 |
- びまん性悪性胸膜中皮腫の大半は石綿を吸入したことによるとされます。
- アスベストは、日本では、2006年に特定の製品以外での使用を禁止され、2011年に使用が完全に禁止されました。
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