膵臓がんの初期症状と原因総合案内所 |
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【膵臓がんの初期症状と原因総合案内所とは】 |
膵臓がんの初期症状と原因、関連情報についてレクチャーします。
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【膵臓がんの初期症状とは】 |
《膵臓とは》
- 膵臓は、胃の裏側にある長さ15p程の淡い黄色の臓器です。
- 膵臓には2つの役割があります。消化のための膵液を産生する「外分泌」と、インスリンやグルカゴンなどの血糖値の調整のためのホルモンを産生する「内分泌」です。
- 膵液は、膵管により運ばれ、主膵管・総胆管・十二指腸乳頭に流れます。
《膵臓がんとは》
- 膵臓がんの90%以上は、膵臓を構成し、網の目のように走る膵管上皮の細胞(外分泌系細胞)にできます。これを「膵がん」と呼びます。
《初期症状》
- 膵臓がんの初期症状は、ほとんどありませんが、しいて言えば、次のようなものがあります。「みぞおち周辺、胃の辺り、わき腹、背中の痛み・疼痛」「皮膚のかゆみ」「消化不良・下痢気味」「食欲不振」「酒に弱くなる」「脂っこい食事が苦手になる」「体重減少」「急にお酒に弱くなる」。
- ある程度症状が進行すると、次のような症状があります。「皮膚や白目の黄疸」「体のかゆみ」「尿の色が濃くなる」「吐血」「嘔吐」「下血」「腹水」「糖尿病の発症」。
- 特に、糖尿病患者の場合には、症状が悪化することがあります。膵臓がんにより、インスリンの分泌量が低下します。
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【膵臓がんの原因】 |
膵臓がんの原因に関する詳細は、こちら。
- 「糖尿病」・・・口渇、多飲、多尿などの症状がある場合には、要注意です。
- 「慢性膵炎」・・・慢性膵炎の患者の膵臓がん発症率は、30倍近いとの報告があります。
- 「肥満」・・・アメリカでは、肥満の方の膵がん発症率が高いという報告がありますが、肥満の方が糖尿病を併発している場合もあり、単純には決めつけられません。
- 「喫煙」・・・膵がんの患者の22%が喫煙している男性です。
- 「大量の飲酒」・・・飲酒は、慢性膵炎の原因になると考えられています。
- 「肉や脂質が多く、野菜を食べない」・・・膵がんの30%が食事に起因するという報告もあります。発症率を上げるのは、肉類、血糖を上げる食事などがあり、下げるのは、ビタミンCや食物繊維があります。
- 「ストレス」・・・ストレスで生活が不規則になったり、喫煙や偏食など悪影響があることを誘発してしまいます。
- 「運動不足」・・・運動習慣がある人は、発症率が低いことが報告されています。運動で糖尿病が改善されることも起因しています。
- 「コーヒーをよく飲む」・・・コーヒーを飲む人は、喫煙率が高いことから危険性が指摘されていましたが、一日3杯未満のコーヒー飲用は、膵がん死亡の危険率を下げるという報告もあります。ただし多飲すると、死亡率が上がります。
- 「遺伝性」・・・膵がん患者の4〜8%は、家族に膵がんの方がいます。また、遺伝性の膵炎などを発症していると、膵臓がんになりやすくなります。
- 「胆石・胆のう炎」・・・胆石・胆のう炎の患者が肥満女性に多いことや、胆汁が膵臓の働きを刺激するホルモン分泌を調節しているので、膵臓がんとの関係が指摘されています。
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【豆知識】 |
- 毎年3万人ほどが膵臓がんで亡くなっています。
- 膵臓は体の深部にあり、胃・肝臓・胆のう・脾臓・十二指腸・小腸・大腸などが周囲にあるので、初期段階の発見は大変難しくなっています。
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