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甲状腺がんの種類と初期症状総合案内所
【甲状腺がんの種類と初期症状総合案内所とは】
甲状腺がんの種類と初期症状、関連情報についてレクチャーします。
【甲状腺がんの種類とは】
甲状腺がんの種類の詳細は、こちら

  • 甲状腺がんには、大きく分けて5つの種類があります。
組織型乳頭がん濾胞がん低分化がん髄様がん未分化がん
割合92%3%2%2%2%
腫瘍の進行ゆっくりやや激しい散発性は色々激しい
浸潤49%17%89%87%強い
頸部リンパ節転移69%0%89%87%
10年生存率92%100%56%73%
  • 甲状腺は、「のどぼとけ」のすぐ下の小さな臓器で、全身の新陳代謝やホルモンの分泌をしています。
  • 「乳頭」というのが出てきますが、乳房の乳頭ではなく、あくまで、甲状腺がんの部位の名称です。がん細胞の形が乳頭に似ているので、そう名付けられました。
  • 乳頭がんはリンパ節転移を起こして硬いしこりを作り、濾胞がんは肺や骨に転移しやすく良性のしこりを作ります。髄様がんは遺伝性のものがあり、未分化がんは全身のがんの内、最も悪性です。
  • 甲状腺の病気には、非腫瘍の「甲状腺腫」、甲状腺ホルモンの分泌が多くなる「バセドウ病」、少なくなる「橋本病」などもあります。
【甲状腺がんの初期症状・原因・治療方法】
    《初期症状》
  • 「しこり」「のどの周りの違和感」「痛み」「嗄声(声のかすれ)」「食べ物が飲みこみにくい」「飲み物を飲むとむせる」「血痰」「呼吸困難」「眼球の突出」「動悸」「手足の震え」「多汗」「体重の大きな変化」「イライラ」「体が冷える」「乾燥肌」「だるさ」「食欲減退」「むくみ」「便秘」「昼の眠気」「月経不順」「脱力感・倦怠感」「疲れやすい」
  • 「ヨード(ヨウ素)」の摂取・・・海藻類に含まれるミネラルの一種であるヨウ素を過剰に摂取したり、不足すると、甲状腺ホルモンの分泌に悪影響が及び、甲状腺がんになる可能性があります。
    《原因》
  • 「40歳以上の女性」「長期間の喫煙」「血縁者に甲状腺がんを発症した人がいる」「アジア系の人種」
  • 「放射線治療を受けたことがある」「放射線被ばく」・・・被ばくから5年後以降に甲状腺がんを発症することがあります。
    《治療方法》・・・詳細は、こちら
  • 「外科手術」・・・左右の甲状腺の内の片方を切除する方法や、全摘出などがあります。
  • 「放射線治療」・・・X線や放射線により、がんを直接抑えることができます。がんの内部などに放射線を照射する「内照射」と、体外から照射する「外照射」があります。「アイソトープ治療(放射性ヨードの内用療法)」は、甲状腺がん特有の内照射治療で、放射性ヨウ素(RAI)を飲み、甲状腺組織に集積させます。主に、乳頭がんや濾胞がんで使用されます。
  • 「ホルモン療法」・・・甲状腺治療では、十分な甲状腺ホルモンが作れなくなるので、それを補うために「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」が分泌されます。しかし、このTSHは、甲状腺がん細胞にも悪影響を及ぼすので、これを抑制します。
  • 「抗がん剤治療」・・・特に未分化がんでは、複数の抗がん剤を併用して治療を行います。
【豆知識】
  1. 発症年齢は、平均で、50歳代がピークです。
  2. 甲状腺がんの発症率は、全がんの1%にすぎません。
  3. 甲状腺がんは、1年間に人口10万人当たり7人くらいで発症します。

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