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【雇用主必見】デジタル給与払いのやり方:法人向けサービス(PayPay for Business)
はじめに
【雇用主必見】デジタル給与払いのやり方についてまとめました。企業が従業員にPayPayを使って賃金を振り込む場合は、個人間の送金とは異なり、法人向けの特別な手順が必要です。これには、PayPayの法人向けサービス(PayPay for Business)や給与支払い専用のプラットフォームを使用します。
目次
2024年9月25日から、スマホ決済アプリを使った賃金のデジタル払いが正式に始まりました。昨年、賃金のデジタル払いが解禁され、厚生労働省は「PayPay」を最初の指定事業者とし、25日からソフトバンクグループの従業員向けに給与の一部がデジタル払いで支給されました。従業員はアプリでの支払い管理ができると期待しています。
また、「auPAY」や「楽天ペイ」なども参入を申請中で、「d払い」や「メルペイ」も準備を進めています。デジタル払いの普及がどこまで広がるかが注目されています。
賃金のデジタル払いでは、従来の銀行口座への振り込みとは異なり、従業員のスマホ決済アプリのアカウントに給与が直接振り込まれる仕組みです。基本的な流れは以下の通りです:
1. 従業員の同意とアプリ選択
- まず、雇用主は従業員に対して賃金のデジタル払いのオプションを提示し、同意を得ます。従業員は、指定されたスマホ決済アプリの中から自分が使用するアプリを選びます(例: PayPay、auPAY、楽天ペイなど)。
- 従業員がアカウントを持っていることが条件です。従業員がそのアプリにまだアカウントを持っていない場合は、事前にアカウントを作成する必要があります。
2. 支払い金額の設定
- 従業員は、給与のうちどの部分をデジタル払いにするか設定できます。全額をデジタル払いにする場合もあれば、一部をデジタル払いにし、残りを従来通り銀行口座に振り込むことも可能です。
3. 給与の振り込み
- 賃金の支払い日になると、雇用主は選択されたスマホ決済アプリのアカウントに対して設定された金額を振り込みます。これは、従来の銀行振込と同じように、給与支払いシステムからアプリ側に振り込みが行われます。
- この際、雇用主は決済アプリの提供者(例: PayPayなど)と連携し、決済のシステムを通じて給与を従業員のアカウントに送金します。
4. 従業員側での管理と利用
- 振り込まれた給与は、従業員の決済アプリ内の残高として表示されます。従業員はその残高を日常の支払いに利用したり、アプリ内で銀行口座へ出金したりすることができます。
- さらに、利用履歴や残高がアプリ上でリアルタイムに確認できるため、支出管理にも役立ちます。
5. 手数料の考慮
- 一部のアプリでは、銀行口座への出金に際して手数料がかかる場合がありますが、賃金のデジタル払い自体に手数料がかかるかどうかは、雇用主とアプリ提供者の契約内容によります。
6. 法的・規制面
- 賃金のデジタル払いは、厚生労働省が定めた規制に従って実施されます。たとえば、従業員のデジタル払いに関する同意や、給与がきちんと支払われる保証が確保されている必要があります。また、労働基準法の要件を満たすように、いつでも従業員が全額を現金化できる仕組みも必要です。
このシステムは、キャッシュレス化の進展に伴い、給与支払いの新たな選択肢として導入され、従業員の利便性を向上させることを目指しています。
PayPayで賃金などのお金を振り込む操作は、通常の送金手順と似ていますが、企業が従業員に対して行う場合は、専用のシステムや管理ツールを使用して大規模に処理されることが一般的です。しかし、個人がPayPayを使って送金する際の具体的な操作方法を以下に説明します。
個人向けのPayPay送金方法
もしも個人間でPayPayでお金を振り込む(送金する)場合、次の手順を行います。
1. PayPayアプリを開く
- スマホにインストールされたPayPayアプリを起動します。
2. 送金を選択
- アプリのホーム画面から「送る・受け取る」ボタンをタップします。ホーム画面上のどこかに「送る」と表示されたアイコンがあるので、それを選択します。
3. 送金相手を選択
- 送金相手を選ぶ際に、以下の方法があります:
- QRコードを読み取る:相手のQRコードを読み取り、そのまま送金額を入力して送ります。
- 電話番号やPayPay IDで検索:送金相手の電話番号やPayPay IDを入力して検索し、相手を選択します。
4. 金額を入力
- 送金する金額を入力します。金額は任意の額で設定可能です。
5. メッセージを入力(任意)
- メッセージを添えて送金することもできます。例えば「給与」「お礼」など、送金の目的をメッセージ欄に記入できます。
6. 送金確認
- 金額や送金相手の情報に誤りがないか確認したら、「送金する」ボタンをタップします。
7. 送金完了
- 送金が成功すると、相手のPayPayアカウントにお金が振り込まれた旨の通知が表示され、取引完了となります。
企業が従業員にPayPayを使って賃金を振り込む場合は、個人間の送金とは異なり、法人向けの特別な手順が必要です。これには、PayPayの法人向けサービス(PayPay for Business)や給与支払い専用のプラットフォームを使用します。
1. PayPay for Businessアカウントの登録
- 企業は「PayPay for Business」のアカウントを作成し、必要な情報を登録します。これには、会社の情報や決済情報などが含まれます。
2. 従業員のPayPayアカウント情報の登録
- 従業員がPayPayで賃金を受け取れるよう、従業員のPayPay IDや電話番号などのアカウント情報を企業側のシステムに登録します。
3. 給与振り込み設定
- 給与支払日に向けて、振り込む金額や従業員ごとの送金額を事前にシステムで設定します。従業員ごとに異なる金額を設定することが可能です。
4. 一括送金処理
- 企業側のシステムやPayPay for Businessの管理画面から、一括で送金処理を行います。これにより、従業員それぞれのPayPayアカウントに給与が振り込まれます。
5. 従業員の確認
- 従業員は自分のPayPayアプリで、給与の振り込みを確認し、その残高を利用して支払いなどに使用することができます。
- 手数料:個人間送金の場合、基本的に無料ですが、法人が大量に送金する際は、特別な手数料がかかることがあります。企業とPayPayの契約条件によって異なります。
- 従業員の同意:賃金をPayPayで支払う場合は、従業員の同意が必要です。
- 銀行口座への出金:従業員がPayPayに入った給与を現金化したい場合、銀行口座への出金が可能ですが、出金には手数料がかかる場合があります。
企業による大規模な給与のデジタル払いに関しては、従来の銀行振込とは異なる運用が必要ですが、PayPayを通じて給与支払いが行えるよう、適切な準備が整えられています。
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