太陽の活動には、「黒点」の発生による「太陽フレア」、「太陽コロナ」で起こる「コロナ質量放出(CME)」があり、これらにより発生する「プロトン現象」などがあります。そして、これらの活動によって、「電磁波」や「太陽風」が、地球に影響を及ぼします。それらの宇宙天気を推測して知らせるのが、「宇宙天気予報」です。
説明動画は、2分弱となっております。「現況・トレンド」では、最新の太陽の活動の情報を得られます。
「太陽フレア」は、太陽面での爆発現象です。太陽の黒点上空の太陽大気で起こり、可視光だけでなく、電波から、X線、ガンマ線など、あらゆる波長の電磁波が、数分から数時間にわたって、増大します。
現況・トレンド白色光で太陽を観測した時、ホクロのように見えるところを「黒点」と呼びます。黒点は、磁場が強いところで、太陽フレアを発生させるなど、活動が活発な場所です。黒点が黒く見えるのは、周りに比べて、低温であるためです。黒点の寿命は、1日から数日、あるいは数ヶ月を超えるものまで様々です。
現況・トレンド太陽が吹き出す、電気を帯びた高温のガスの流れを「太陽風」と呼びます。太陽風は、地球近くで、秒速300〜800kmになります。現在は、人工衛星で、太陽風の速度・磁場・温度・密度などのデータを観測して、宇宙天気予報に活用しています。
現況・トレンド太陽コロナから大量の物質が放出される現象を「コロナ質量放出(CME)」と呼びます。速いものでは、秒速2,000kmにもなります。コロナ質量放出(CME)によって、太陽風の中に強い磁場が運び出されて、衝撃波が形成されます。コロナ質量放出(CME)が発生すると、2〜3日程度かけて太陽風の乱れが地球に到来して、地磁気嵐やオーロラなどの現象を起こします。
太陽からの粒子の大部分は、「水素イオン」=「陽子」です。この陽子の量が突然増加する現象を「プロトン現象」と呼びます。太陽フレアやコロナ質量放出(CME)に伴って、発生します。
現況・トレンド太陽の黒点数は、約11年の周期で増減します。これを「太陽活動サイクル」と呼びます。最も活発な時期を極大、最も穏やかな時期を極小と呼びます。極大の時には、黒点が、たくさん現れて、太陽フレアも多く発生します。
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