GX(グリーントランスフォーメーション)に関する岸田内閣の政策及び経団連の提言についてまとめました。「新しい資本主義」では、「“脱炭素” を成長の起爆剤にする」ことを目標としています。岸田総理の「GX実行会議」についてのツイート及び「GXリーグ」の情報もあります。
資本主義は、これまで2回、大きな転換を遂げました。1回目は、20世紀半ばの福祉国家の建設。弱肉強食の自由放任主義を見直し、政府が社会保障を整備することで、戦後の豊かな経済社会を実現しました。2回目は、1980年代以降の新自由主義。政府の介入を最小限にし、市場の競争を重視するという考え方に基づき、各国で規制緩和やグローバル化が進みました。これにより、経済は大きく成長しましたが、同時に、格差の拡大、地球温暖化の進行、過度な海外依存など、様々な問題点が指摘されています。
今こそ3回目の転換が必要です。これら2回の転換では、「市場か国家か」、「官か民か」、 振り子のように大きく揺れてきましたが、「新しい資本主義」においては、「市場も国家も」、「官も民も」、「or」ではなく「and」でつなぎ、官民連携で新たな資本主義を創ります。 カーボンニュートラル・少子高齢化・SDGsといった社会課題を障害物ではなく、潜在的な新たな市場ととらえたうえで、官が呼び水となり民間の投資を集め、課題解決と経済成長の「二兎を追う」ことで、持続可能な経済を創ります。
そのための鍵となるのは、人であり・先端技術であり・スタートアップなどの新しい担い手です。これら3大分野に官民連携して大胆な投資を行います。同時に、子供から現役世代、高齢者に至るまで、しっかりとしたセーフティネットを整備することで、分厚い中間層を再構築し、全ての国民の活躍を応援します。
GX (グリーントランスフォーメーション)の実行は、新しい資本主義実現のための最重要の柱の一つです。政府が呼び水を用意し、官民の投資を集めることで、中長期の脱炭素という課題を我が国の成長エンジンへと転換し、持続可能な経済を作っていきたいと考えております。https://t.co/IPK8o2ewfP
— 岸田文雄 (@kishida230) July 27, 2022
GXに積極的に取り組む「企業群」が、官・学・金でGXに向けた挑戦を行うプレイヤーと共に、一体として経済社会システム全体の変革のための議論と新たな市場の創造のための実践を行う場として「GXリーグ」を設立します。
GXリーグ基本構想情報が古かったり、間違っていることなどによる損害の責任は負いかねますので、ご了承ください。
Copyright (C) SUZ45. All Rights Reserved.