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【極簡単】量子コンピュータのメリット/デメリット

はじめに

量子コンピュータのメリットとデメリットに関して、極簡単にわかりやすく説明しました。量子コンピュータは、計算が速いのですが、誤りがあることがあります。

メリット/デメリット

種類演算単位計算方法メリットデメリット
古典コンピュータ「0」または「1」のビットすべての入力に対して全て計算チューリングマシンである入力数が増すと、計算コストと時間が、飛躍的に増大
量子コンピュータ「0+1」の量子ビット重ね合わせの状態を利用して一括計算並列計算なので速い量子状態が壊れやすい
答えが確率的に出力されるため、複数回の計算が必要

量子コンピュータのメリット/デメリット

メリット

デメリット

計算方法

古典コンピュータ

4桁の暗証番号を解く場合に、古典コンピュータは、10の4乗回の計算が必要になります。

以下は、2進数の3桁の数字を求める時の総当たり計算の図です。

古典コンピュータの計算

量子コンピュータ

一方、量子コンピュータでは、「0+1」の重ね合わせの性質を利用して、「0000」から「9999」までの10,000通りの計算を同時に行うことで、瞬時に正解を導き出せます。

この図では、正解の「101」を導き出していますが、間違えて、他の答えを出す時もあります。

量子コンピュータの計算

まとめ

膨大な計算を速く行うことができるので、暗号の解読に最適と言われます。

仮に、解読した暗号が間違っていても、計算し直せば良いからです。

一方、普段、古典コンピュータが行っているような、間違いのあってはいけない計算に関しては、不向きと言わざるを得ません。

つまり、少々間違っていても、膨大な計算を速くしたい場合に重宝されるでしょう。

参考サイト

  1. NRI

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