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著作権切れ予定作品カレンダー(小説、映画、音楽)
はじめに
2026年から2040年にかけて著作権が切れる予定の作品を徹底解説。ディズニーの初期長編アニメ『白雪姫』や『バンビ』、国民的作曲家である山田耕筰や古賀政男のクラシック音楽、そして著名な文学作品がいつパブリックドメイン化し、自由に利用可能になるのかを年表形式で確認できます。著作権切れ後の自由な利用範囲と、依然として残る著作隣接権・商標権などの保護期間についても具体例を挙げて解説し、二次利用を検討するクリエイターや研究者を支援します。
目次
2026年1月1日(1955年没)
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『ホビットの冒険』 — J.R.R.トールキン(イギリス)
中つ国を舞台にしたビルボ・バギンズの冒険物語。後の『指輪物語』の序章となる児童文学。
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『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』 — J.R.R.トールキン(イギリス)
フロド・バギンズが「一つの指輪」を破壊するため旅をする、壮大なファンタジー小説。
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『人を動かす』 — デール・カーネギー(アメリカ)
人間関係や自己啓発に関する世界的ベストセラー。人との接し方や影響力の与え方を説く。
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『道は開ける』 — デール・カーネギー(アメリカ)
悩みを克服し、心の平穏を得るための具体的な方法論を提示した自己啓発書。
2027年1月1日(1956年没)
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『ノートルダムのせむし男』脚本 — ベン・ヘクト(アメリカ)
ヴィクトル・ユーゴーの小説に基づく、哀切な物語の映画脚本。
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『紙風船』 — 岸田国士(日本)
日常の中の夫婦間のすれ違いと、空虚な関係を描いた短編戯曲。
2028年1月1日(1957年没)
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『大草原の小さな家』シリーズ — ローラ・インガルス・ワイルダー(アメリカ)
アメリカ開拓時代の少女ローラとその家族の生活を描いた自伝的な児童文学シリーズ。
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『人生劇場』 — 尾崎士郎(日本)
大正末期から昭和初期を舞台に、主人公・青成瓢吉の激動の半生を描いた長編小説。
2029年1月1日(1958年没)
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『巨匠とマルガリータ』 — ミハイル・ブルガーコフ(ロシア)
悪魔がソ連のモスクワに現れるという設定で、当時の社会や芸術を風刺した幻想小説。
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『赤穂浪士』 — 大佛次郎(日本)
忠臣蔵を題材にした時代小説の傑作。大石内蔵助を中心とした赤穂四十七士の物語。
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『鞍馬天狗』シリーズ — 大佛次郎(日本)
幕末の京を舞台に、正体不明のヒーロー・鞍馬天狗が活躍する痛快時代小説シリーズ。
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歌集作品 — 斎藤茂吉(日本)
アララギ派を牽引した歌人による、自然や人生を深く詠んだ数々の短歌作品。
2030年1月1日(1959年没)
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『長いお別れ』 — レイモンド・チャンドラー(アメリカ)
私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とした、複雑な人間関係と友情を描いたハードボイルド小説。
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『大いなる眠り』 — レイモンド・チャンドラー(アメリカ)
マーロウが富豪一家の闇に迫る、ミステリの古典とされる代表作。
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『狭き門』 — アンドレ・ジッド(フランス)
宗教的な禁欲主義と愛の葛藤を描いた小説。従妹アリサへの愛と自己犠牲のテーマ。
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『背徳者』 — アンドレ・ジッド(フランス)
病から回復した主人公が、それまでの道徳から解放され、自己の欲望を探求する物語。
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『何処へ』 — 正宗白鳥(日本)
自然主義文学の流れを汲む、人間の孤独や無常観を描いた作品。
2031年1月1日(1960年没)
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『異邦人』 — アルベール・カミュ(フランス)
不条理文学の代表作。主人公ムルソーの感情の欠如と、社会からの疎外を描く。
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『ペスト』 — アルベール・カミュ(フランス)
北アフリカの都市で発生したペストとの闘いを通じて、人間の連帯と不条理を描いた小説。
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建築関連図面・記録 — フランク・ロイド・ライト(アメリカ)
「落水荘」などで知られる、有機的建築の提唱者による設計図や文書。
2032年1月1日(1961年没)
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『老人と海』 — アーネスト・ヘミングウェイ(アメリカ)
キューバの老漁師サンチャゴが巨大なカジキと格闘する、人間の勇気と尊厳を描いた中編小説。
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『日はまた昇る』 — アーネスト・ヘミングウェイ(アメリカ)
第一次世界大戦後のパリやスペインを舞台に、「失われた世代」の若者たちの苦悩と享楽を描く。
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風刺画・漫画作品 — 横山泰三(日本)
昭和の戦後復興期から高度経済成長期にかけて活躍した、社会風刺に富んだ漫画作品群。
2033年1月1日(1962年没)
2034年1月1日(1963年没)
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『ナルニア国物語』シリーズ — C.S.ルイス(イギリス)
子どもたちがナルニア国を訪れ、ライオンのアスランと共に悪と戦うファンタジー童話。
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『銀の匙』 — 中勘助(日本)
幼少期の体験を基に、温かい目線で自然や生活を描いた自伝的な小説。
2035年1月1日(1964年没)
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『007(ジェームズ・ボンド)』シリーズ — イアン・フレミング(イギリス)
英国秘密情報部のスパイ、ジェームズ・ボンドが世界を股にかけて活躍するスパイ小説シリーズ。
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『沈黙の春』 — レイチェル・カーソン(アメリカ)
農薬DDTなどの化学物質が環境や生態系に与える深刻な影響を警告し、環境保護運動のきっかけを作った書。
2036年1月1日(1965年没)
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『星の王子さま』 ※邦訳権は別 — サン=テグジュペリ(フランス)
砂漠に不時着した「ぼく」が、小さな星から来た王子と出会い、大切なものについて語り合う物語。(※著者の死亡が1944年のため、フランスでは既にPDですが、日本では戦時加算・特例で2036年頃まで保護される作品や、一部の権利が生きている可能性があります。)
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詩作品 — T.S.エリオット(アメリカ/イギリス)
「荒地」などで知られる、モダニズム文学を代表する詩人による、知的な詩作品。
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『水戸黄門』関連脚本の一部 — 著作者(日本)
テレビドラマや映画化された、水戸光圀が全国を旅する物語の、特定の著作者による脚本や原作。
2037年1月1日(1966年没)
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『八月の光』 — ウィリアム・フォークナー(アメリカ)
アメリカ南部の架空の郡を舞台に、人種や過去のトラウマを巡る人々の複雑な心理を描いた小説。
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俳句作品 — 富安風生(日本)
昭和期に活躍した、温和で写実的な作風で知られる俳人による俳句作品。
2038年1月1日(1967年没)
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『華麗なるギャツビー』 ※1925出版だが延長 — F.スコット・フィッツジェラルド(アメリカ)
1920年代のニューヨークを舞台に、謎めいた富豪ギャツビーの悲劇的な愛と「アメリカン・ドリーム」の崩壊を描いた小説。(※アメリカの著作権保護期間延長によりこの年に切れ予定)
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詩作品 — 三好達治(日本)
抒情的で音楽的な日本語の美しさを追求した、昭和初期を代表する詩人による作品。
2039年1月1日(1968年没)
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『ライ麦畑でつかまえて』 — J.D.サリンジャー(アメリカ)
主人公ホールデン・コールフィールドの視点を通して、思春期の孤独や偽善的な大人社会への反抗を描いた小説。
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『赤毛のアン』 ※一部翻訳者権利に依存 — L.M.モンゴメリ(カナダ)
カナダのプリンスエドワード島を舞台に、孤児の少女アン・シャーリーの成長と夢を描いた物語。
2040年1月1日(1969年没)
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『蜘蛛の糸』 ※作品は1918年、翻訳権が対象 — 芥川龍之介(日本) ※日本では既にPD
極楽と地獄を舞台に、カンダタという盗人が蜘蛛の糸にすがって地獄から逃れようとする物語。日本での著作権は切れているが、海外翻訳権の一部などが該当する可能性。
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『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 — フィリップ・K・ディック(アメリカ)
核戦争後の荒廃した未来を舞台に、賞金稼ぎデッカードが人造人間(アンドロイド)を追うSF小説。(映画『ブレードランナー』の原作)
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『ゲド戦記』関連文書の一部 — アーシュラ・K・ル=グウィン(アメリカ)
魔法使いゲドの修行と活躍を描いたファンタジー小説シリーズの、特定の文書や初期の著作。
2026年1月1日(1930年公表作品)
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映画『モロッコ』 — マレーネ・ディートリヒ主演(アメリカ)
マレーネ・ディートリヒのハリウッドデビュー作。伝説的なゲイリー・クーパーとの共演によるロマンス映画。
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アニメ『ミッキーの陽気な囚人(The Chain Gang)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ミッキーマウスとプルートが登場する白黒短編アニメ。刑務所からの脱走を試みる物語。
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アニメ『ミッキーの無敵の騎士(The Shindig)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ミッキー、ミニー、ホーレス・ホースカラーらによる農場のダンスパーティーを描いた作品。
2027年1月1日(1931年公表作品)
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映画『ドラキュラ』 — ベラ・ルゴシ主演(アメリカ)
ユニバーサル・モンスター映画の古典。ベラ・ルゴシが演じるドラキュラ伯爵の恐怖を描く。
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映画『フランケンシュタイン』 — ボリス・カーロフ主演(アメリカ)
ユニバーサル・モンスター映画の代表作。科学者が創造した人造人間(モンスター)の悲劇。
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アニメ『ミッキーのバースデー・パーティ(The Birthday Party)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ミッキーの誕生祝いをテーマにした短編アニメ。
2028年1月1日(1932年公表作品)
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アニメ『花と木』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
アカデミー賞短編アニメ部門を初めて受賞した、ディズニーの「シリー・シンフォニー」シリーズ作品。初の総天然色(テクニカラー)短編でもある。
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アニメ『ミッキーのお化け屋敷(The Haunted House)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ミッキーマウスが謎の屋敷で冒険を繰り広げる白黒アニメ。
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グーフィー(キャラクター)の最初の短編登場作品
グーフィーの原型であるディッピー・ダウグが初めて登場した短編作品(例:『ミッキー一座』など)。
2029年1月1日(1933年公表作品)
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映画『キング・コング』 — RKOラジオ・ピクチャーズ(アメリカ)
巨大な猿コングを捕獲し、ニューヨークへ連れてきた人類の悲劇を描いた特撮映画の金字塔。
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映画『四十二番街』 — ワーナー・ブラザース(アメリカ)
大恐慌時代を背景に、ブロードウェイでのショーの成功を描いたミュージカル映画の傑作。
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アニメ『三匹の子ぶた』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
シリー・シンフォニー作品。アカデミー賞受賞。主題歌「狼なんか怖くない」も有名。
2030年1月1日(1934年公表作品)
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アニメ『かしこいメンドリ』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ドナルドダックが初めて登場したシリー・シンフォニー作品。
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アニメ『ミッキーの二挺拳銃(Two-Gun Mickey)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
西部劇をテーマにした短編アニメ。ミッキーがヒーローとして活躍する。
2031年1月1日(1935年公表作品)
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映画『トップ・ハット』 — フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース(アメリカ)
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの黄金コンビによるミュージカル映画の傑作。
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アニメ『ミッキーの消防隊(Mickey's Fire Brigade)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ミッキー、ドナルド、グーフィーが消防士として活躍する短編アニメ。
2032年1月1日(1936年公表作品)
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映画『モダン・タイムス』 — チャールズ・チャップリン(アメリカ)
チャップリンの最後の無声映画。機械文明や資本主義社会を風刺した名作。
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アニメ『うさぎとかめ』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
イソップ寓話に基づくシリー・シンフォニー作品。
2033年1月1日(1937年公表作品)
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映画『白雪姫と七人のこびと』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ディズニー初の長編カラーアニメーション映画。グリム童話に基づく。
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アニメ『ドナルドのメキシカン・ドライブ(Don Donald)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ドナルドダックと、デイジーダックの原型となるドンナ・ダックが初登場。
2034年1月1日(1938年公表作品)
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映画『ロビンフッドの冒険』 — エロール・フリン主演(アメリカ)
エロール・フリンがロビン・フッドを演じた、アクションとロマンスに満ちたカラー剣戟映画。
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アニメ『プルートの鏡騒動(Pluto's Quin-Puplets)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
プルートの子供たちが登場する短編アニメ。
2035年1月1日(1939年公表作品)
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映画『風と共に去りぬ』 — ヴィヴィアン・リー主演(アメリカ)
南北戦争時代のアメリカ南部を舞台にした、スカーレット・オハラの激しい生涯を描いた大作。
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映画『オズの魔法使』 — ジュディ・ガーランド主演(アメリカ)
カンザスの少女ドロシーが不思議な国オズへ迷い込む、世界的に有名なファンタジーミュージカル。
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アニメ『ミッキーの愛犬(The Pointer)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ミッキーとプルートが自然の中で狩猟犬の訓練をする短編。
2036年1月1日(1940年公表作品)
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映画『ピノキオ』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ディズニーの長編アニメ第2作。操り人形ピノキオが本当の人間になるための冒険を描く。
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映画『ファンタジア』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
クラシック音楽にアニメーションをつけた実験的な長編作品。ミッキーの「魔法使いの弟子」を含む。
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映画『フィラデルフィア物語』 — キャサリン・ヘプバーン主演(アメリカ)
上流階級の結婚を巡るロマンティック・コメディの傑作。
2037年1月1日(1941年公表作品)
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映画『ダンボ』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
大きな耳を持つ子象ダンボが、空を飛ぶ能力を見つけるまでの感動的な物語。
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映画『マルタの鷹』 — ハンフリー・ボガート主演(アメリカ)
ハンフリー・ボガート主演の、フィルム・ノワールの古典とされる探偵ミステリー。
2038年1月1日(1942年公表作品)
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映画『バンビ』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
森の王子として生まれた子鹿バンビが、成長し困難を乗り越える物語。
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映画『カサブランカ』 — ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン主演(アメリカ)
第二次世界大戦下のモロッコを舞台にした、ロマンスと愛国心の古典的映画。
2039年1月1日(1943年公表作品)
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アニメ『トムとジェリー』の初期短編 — MGM(アメリカ)
1940年代前半に制作された、猫のトムとネズミのジェリーのコミカルな追っかけを描いた短編作品の一部。
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映画『誰がために鐘は鳴る』 — ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマン主演(アメリカ)
スペイン内戦を舞台にしたロマンスと戦争の物語。
2040年1月1日(1944年公表作品)
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映画『二重の賠償(Double Indemnity)』 — ビリー・ワイルダー監督(アメリカ)
保険金詐欺と殺人を計画する男女を描いた、フィルム・ノワールの傑作。
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アニメ『三人の騎士(The Three Caballeros)』 — ウォルト・ディズニー(アメリカ)
ドナルドダック、ホセ・キャリオカ、パンチートが南米を旅する実写・アニメ合成作品。
2029年1月1日(1958年没)
2031年1月1日(1960年没)
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『君の名は』主題歌の作詞、歌謡曲、評論など — 堀内 敬三(日本)
作詞家・音楽評論家による作品。近現代の日本の音楽界に大きな影響を与えた作品がPDになります。
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オーケストラ作品、指揮者としての校訂楽譜など — 近衛 秀麿(日本)
世界的指揮者であり作曲家であった近衛秀麿の自作品がPDになります。
2033年1月1日(1962年没)
2035年1月1日(1964年没)
2036年1月1日(1965年没)
2037年1月1日(1966年没)
2039年1月1日(1968年没)
2040年1月1日(1969年没)
✅ 著作権切れで「できるようになること」(自由な利用)
著作権が切れると、原則として著作権法が規定する「著作財産権」(複製権、上演権、公衆送信権など)の制限がなくなります。これにより、以下のことが自由に行えるようになります。
- 複製・頒布:作品を自由にコピーして、販売したり配布したりできます。(例:パブリックドメインとなった文学作品の電子書籍化・無料配布)
- 翻訳・改変:作品を他の言語に翻訳したり、新たな作品のベースとして自由に翻案・二次利用したりできます。(例:シェイクスピア作品を現代風にアレンジした映画を制作)
- 公演・演奏:音楽や演劇を、著作権者に許可なく公の場で演奏したり上演したりできます。(例:ベートーヴェンの交響曲をコンサートホールで演奏し、入場料を取る)
❌ 著作権切れ後も「できないこと」(注意すべき他の権利)
著作権が切れても、その作品に関連する別の権利や法律は残ります。「どんなことをしても良い」とはならない具体的な理由を、以下の3つの権利で解説します。
1. 著作者人格権の侵害
著作権(財産権)が切れても、著作者人格権は著作者が死亡した後も永続します。特に以下の2点に注意が必要です。
- 同一性保持権の侵害:作品の内容や題号を、著作者の意に反して改変すること。(例:芥川龍之介の小説の内容を著しく歪曲して公表する)
- 氏名表示権の侵害:作品を利用する際に、著作者名を無視したり、勝手に変えたりすること。(例:『赤とんぼ』の作曲者を山田耕筰以外であるかのように偽って公表する)
- 具体例:パブリックドメインの映画に過度な残虐表現や猥褻な改変を加え、元の作者の名誉を傷つけるような形で公開することは、著作者人格権(名誉声望を害する方法での利用の禁止)の侵害となる可能性があります。
2. 著作隣接権(特に録音・録画物)
作品の著作権が切れても、その作品を「実演」したり「録音・録画」したりした人や会社が持つ権利は、別途保護されます。
- 具体例:ベートーヴェンの『運命』は著作権が切れていますが、特定のオーケストラが最近録音したCDの音源には、そのオーケストラやレコード会社に著作隣接権があります。このCDから音源をコピーして配布することは、著作権ではなく著作隣接権の侵害になります。
3. 商標権(キャラクター利用など)
キャラクターの元の作品の著作権が切れても、そのキャラクター名やデザインが商標登録されている場合、その商標を無断で商品に使用することはできません。
- 具体例:ミッキーマウスの初期短編アニメの著作権が切れても、「Mickey Mouse」という名称や、現在の特定のデザインがディズニーによって商標登録されていれば、それを勝手に商品(Tシャツ、おもちゃなど)につけて販売することは商標権の侵害になります。
まとめ
作品が著作権切れになっても、利用者が注意すべきは、「著作権が切れたからといって、著作者への敬意を払わなくて良いわけではない」という点です。著作者の名誉を傷つけず、他者の権利(隣接権・商標権)を侵害しない範囲で、自由に利用できるようになります。
著作権が切れた直後の2024年に公開されたホラー映画『プー あくまのくまさん』の成功を受け、ディズニー作品の主要キャラクターがパブリックドメイン化されるたびに、そのキャラクターを利用した低予算ホラー作品が一種のトレンドとして毎年公開される可能性があるという噂があります。
UAIIとは
著作権が切れたキャラクター一覧:ミッキーマウスも
日本の著作権が切れたキャラクター一覧(アニメ、漫画など)
著作権切れ予定作品カレンダー(小説、映画、音楽)
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