量子コンピュータは、従来の古典コンピュータの暗号を解読できます。それには、800万量子ビットの性能が必要で、2030年頃に実現されてしまう予想されています。
量子コンピュータを用いると、従来の古典コンピュータの暗号を解読できてしまうと言われています。
量子コンピュータは、「量子ゲート型コンピュータ」と「量子アニーリング型コンピュータ」に大別されます。
量子ゲート型コンピュータは、任意の問題を解くことを目的としており、量子アニーリング型コンピュータは、特定の組合せ最適化問題を解くことを目的としています。
そこで、暗号解読には、量子ゲート型コンピュータの方が、厄介と目されています。
しかし、多少間違えても、解読し直せば良いと考えるならば、量子アニーリング型コンピュータの処理力は、脅威となるでしょう。
いずれにせよ、量子コンピュータは、暗号を解いてしまう処理能力を持つことができると予想されています。
2030年頃までには、暗号鍵長2,048ビットのRSA暗号(公開鍵暗号の一つ)を解読可能な量子コンピュータが、実現され得ると想定されています。
そこで、2026年頃までには、公開鍵暗号を、量子コンピュータでも解読困難な耐量子コンピュータ暗号に移行することが提唱されています。
現在は、その耐量子コンピュータ暗号を公募して、安全性を評価して、検討されています。
2018年3月5日、Google社が、72量子ビットの量子コンピュータを開発しました。
一方、暗号解読には、800万量子ビットが必要とされています。
途方もない数値ですが、コンピュータの世界では、可能な数値です。
実際、数十年で実現されてしまうと言われています。
「じゃ、量子の暗号を作れば良いじゃないか」ということで、量子暗号も開発されています。
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