レベル2の自動運転車は、数多くあります。いわゆる「サポカー」の一種です。2016年8月に日産自動車が、国産車初のレベル2のミニバン「セレナ」を発売。
レベル3の自動運転車は、日本の市販車では、ホンダの「新型LEGEND」があります。ただし、世界のメーカーは、レベル4に注力しています。
レベル4の自動運転車は、世界では実用化されているものの、日本では、まだ実証実験段階です。これまでは、バスやタクシーなどでの販売でしたが、消費者向けの乗用車も、登場します。
レベル5の自動運転車は、テスラが先行していますが、実用化には至っていません。
車種 | メーカー | 発売時期 | コメント |
新型LEGEND | ホンダ | 2021年3月 | 日本初のレベル3搭載車。「Traffic Jam Pilot」機能を搭載。 |
HiPhi X | 中国Human Horizons | 2020年末 | OTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデートで、最新のソフトウェアを保てることが特徴。 |
A8 | 独アウディ | 2018年1月 | 世界初のレベル3搭載車。ただし、レベル2相当のシステムを実装して販売。 |
「車種名」をクリックすると、公式サイトに飛びます。
車種 | メーカー | 発売時期 | コメント |
ZEEKR | 米インテルと車載半導体子会社モービルアイ(イスラエル) | 2024年までに中国で発売 | 消費者向けの乗用車としては世界で初めてレベル4の機能を搭載。 |
多くの企業は、高精度3次元マップを使って、完全自動運転を実現させようとしています。しかし、この方法は、マップデータの整備がされていない場所では、完全自動運転が実現できません。
一方、テスラは、カメラを主体として、センサーデータをAI解析することで、実現させようとしています。
バスやタクシー、配車ネットワーク、実証実験中の市販車の一覧です。
「車種名」をクリックすると、公式サイトに飛びます。
車種 | メーカー | 発売時期 | コメント |
WAYMO | グーグル系の米ウェイモ | 2018年12月 | セーフティドライバーなしでのサービス提供を一般向けに開始。 |
百度 | 百度(バイドゥ) | 2020年9月 | レベル4のバスを中国で初めてデビュー。 |
滴滴出行 | ライドシェア最大手の滴滴出行(Didi Chuxing/ディディ) | − | 上海で自動運転レベル4のタクシーサービスの検証を開始。 |
自動バレーパーキング | ダイムラー・ボッシュ | − | 駐車場という限定領域で、実用化済み。 |
HiPhi X | 中国Human Horizons | 2020年9月 | 世界初のレベル4自動バレーパーキングシステムを搭載。 |
Easy Ride(イージーライド) | DeNA・日産 | − | 自動運転タクシーによる新交通サービスの実証実験を進めています。 |
RakuRo(ラクロ) | ZMP | − | ロボットベンチャーによる実証実験。 |
Autoware | ティアフォー・Mobility Technologies | 2020年11月 | 自動運転ソフトウェアを開発するティアフォーやタクシー配車アプリを提供するMobility Technologiesなどが参加する実証実験。 |
車種名など | メーカー | タイプ |
Apollo Moon | 百度×ARCFOX | 普通車両タイプ |
IONIQ 5 robotaxi | Motional | 普通車両タイプ |
ID Buzz AD | Argo AI | 普通車両タイプ |
Pacificaベースの自動運転車 | Waymo | 普通車両タイプ |
LEGEND | ホンダ | 普通車両タイプ |
ARMA&EVO | NAVYA | シャトルタイプ |
Cruise Origin | Cruise | シャトルタイプ |
ロボタクシー | Zoox | シャトルタイプ |
e-Palette | トヨタ | シャトルタイプ |
Next Gen Pod | Einride | 自動運転トラック |
アカデミックパックPRO | ヤマハモーターパワープロダクツ | カート・超小型モビリティ |
macniCAR-01 | PerceptIn、マクニカ | カート・超小型モビリティ |
百度(Baidu)と北京汽車集団系列のARCFOXが共同開発した、ロボタクシー向けの自動運転車です。
自動運転ソフトウェアプラットフォーム「Apollo」の第5世代のシステムを採用して、レベル4を可能にしています。
1台あたりの製造コストは、約820万円に抑えられています。
【公式サイト】:https://www.baidu.com/
Aptivとヒュンダイの合弁Montionalの開発したロボタクシーです。2023年から、米Lyftの配車ネットワークに導入します。
30を超えるセンサーで、360度の視界を確保。センサーを、あえて目立つように配備しています。
【公式サイト】:https://motional.com/
米スタートアップのArgo AIが、ライドシェアサービス向けにフォードの「エスケープハイブリッド」やフォルクスワーゲンの「ID Buzz」を自動運転化しました。
第4世代の自動運転システムを搭載したエスケープは、2021年後半から、Lyftの配車ネットワークに導入。ID Buzzは、2021年9月に発売されて、実証実験を重ねています。
【公式サイト】:https://www.argo.ai/
2016年にPacificaを公道実証用途で納入。
トヨタの「プリウス」も、多く使用されています。
【公式サイト】:https://waymo.com/
ホンダの「LEGEND」は、自動運転レベル3の高速道路渋滞時に自動運転を可能にする「トラフィックジャムパイロット」を搭載しています。
2021年3月に100台限定、1,100万円で、発売されました。
【公式サイト】:https://www.honda.co.jp/LEGEND/
仏NAVYAの自動運転シャトル「ARMA」は、日本や米国、フランス、ドイツ、スイス、オーストラリアなど23カ国以上での販売実績があります。
自動運転レベル4の最新車両「EVO」も登場しています。乗車定員15名、最高時速25km、航続距離100kmとなっています。
ARMAは、日本の茨城県境町で実用化されています。
【公式サイト】:https://navya.tech/en/
米GM傘下のCruiseの「Cruise Origin」は、2020年1月に発表されました。ハンドルやペダル、ミラーなどがなく、乗車定員は6名です。
ホンダも開発にパートナーシップ参加しており、2022年中に栃木県で実証に着手する計画です。
【公式サイト】:https://www.getcruise.com/
Amazon傘下のZooxが、2020年末に自社開発したロボットタクシーです。
乗車定員4名で、前後の区別なく走ります。最高時速は、120kmで、高速道路などでの利用も視野に入れています。
【公式サイト】:https://zoox.com/
トヨタ自動車が、2018年に発表した多目的EV自動運転車です。東京五輪・パラリンピックの選手村でサービス実証されました。
乗車定員20名で、最高時速19km、航続距離150kmです。
Woven Cityでの実証を始めて、MONET Technologies関連の実証への導入に進みます。
【公式サイト】:https://toyotatimes.jp/insidetoyota/115.html
スウェーデンの物流スタートアップEinrideによる、遠隔操作の無人EVトラックです。すでに販売を開始しています。
次世代都市交通システムARTのレベルごとに、リース価格が異なります。
【公式サイト】:https://www.einride.tech/
ヤマハモーターパワープロダクツ、ティアフォー、マクニカの3社が、2019年に販売を開始しました。
ゴルフカーをベースに装備を整えて、ティアフォーの自動運転ソフトウェア「Autoware」やセンサーユニット「AI Pilot」を統合しました。
秋田県上小阿仁村や滋賀県東近江市、福岡県みやま市、島根県飯南町などの道の駅を拠点とした自動運転サービスでも採用されています。
【公式サイト】:https://www.ympc.co.jp/
2020年11月、香港のPerceptInの日本法人とマクニカが、マイクロ・ロボットタクシーの公道実証に向けて、タジマEV「タジマ・ジャイアン」を自動運転化しました。
PerceptInは、LiDARや高精度3次元地図を使用しない「PerceptIn DragonFly自律走行システム」を武器にカートや超小型モビリティの自動運転化を手掛けています。
【公式サイト】:https://www.macnica.co.jp/business/maas/
情報が古かったり、間違っていることなどによる損害の責任は負いかねますので、ご了承ください。
Copyright (C) SUZ45. All Rights Reserved.