以下、EVのメリット/デメリットについて解説します。ここでいうEVとは、特に明記しない限り、エンジンを使わないBEVのことを指します。
EVの中でも、BEVとFCVは、大気汚染物質(NOx)や二酸化炭素を排出しないので、環境にとても優しいです。また、HV・HEV・PHV・PHEVも、従来のガソリン車と比較すると、二酸化炭素の排出量が少ないです。
ガソリン車は、エンジンを稼働させるため、どうしても走行音や振動が気になります。それに対して、EVは、モーターなので、走行音や振動が少なく、加速もスムーズです。
同じ距離を走行した場合、電気代の方がガソリン代よりも安くなる場合が多いです。100kmの走行で、ガソリン車は800円、EVは300円ほどというデータもあります。また、深夜料金が割安な電気料金プランにして、深夜に充電すれば、さらにお得にできます。
EVのバッテリーを、災害などの停電時の非常用電源として活用できます。
EVを購入する場合、補助金・減税が適用されます。ちなみに、国の補助金と自治体の補助金は、重複して申請できるので、ぜひ活用しましょう。
【補助金の最新情報】:EVsmart
【減税の情報】:トヨタ自動車
EVは、まだガソリン車と比較して、高額になっています。
補助金・減税で、安くなる他、もっと普及すれば、価格はどんどん安くなることが予想されます。
EVの充電時間は、数十分〜数時間かかります。そのため、食事中などに充電したいのですが、充電スタンドがとても混み合う可能性があります。
バッテリー自体を交換する方式なども検討されています。それならば、数分で交換可能です。
充電スタンドは、かなり多くなっていますが、まだまだ足りません。
時が来れば、給油スタンドでも、当たり前のようにEVの充電ができるようになると思います。また、街中の駐車場などでも、設置可能だと思うので、ガソリン車以上の利便性になるのではないでしょうか。
ガソリン車と比べると、航続距離が比較的短い可能性があります。EVは、フル充電でも、航続距離は、200〜600kmほどと言われています。
不安ならば、HVにすれば、航続距離も、満足できると思います。
EVは、走行しなくても、徐々に放電して、バッテリー残量が減ることがあります。
バッテリー性能は、どんどん向上していくでしょう。例えば、太陽光発電で、放電分くらいは、賄うシステムも。
衝撃などが原因で、バッテリーの破裂や発火などの危険性があります。
ガソリン車が、安全なわけでもないのですが、この点も、これから改善されていくものと思われます。
EV・BEV・HV・HEV・PHV・PHEV・FCVの読み方に関する一覧表です。
略称・正式名称・読み方・呼称・意味を概説しました。
「HV」と「HEV」、「PHV」と「PHEV」は、ほぼ同意語として扱われています。
略称 | 正式名称 | 読み方 | 呼称 | 意味 |
EV | Electric Vehicle | エレクトリック・ビークル | 電気自動車 | 電気を動力にして動く車両。以下の全ての電動車両全般を指します。 |
BEV | Battery Electric Vehicle | バッテリー・エレクトリック・ビークル | バッテリー式電動自動車 | バッテリーの電気だけを使ってモーターで走る車。エンジンはありません。BEVのことを「電気自動車」と呼ぶこともあります。 |
HV(HEV) | Hybrid(Electric)Vehicle | ハイブリッド・(エレクトリック)・ビークル | ハイブリッドカー | エンジンとモーターを組み合わせて走ります。 |
PHV(PHEV) | Plug-in Hybrid(Electric)Vehicle | プラグイン・ハイブリッド・(エレクトリック)・ビークル | プラグインハイブリッドカー | 外部からの充電が可能なハイブリッドカー。 |
FCV | Fuel Cell Vehicl | フュエル・セル・ビークル | 燃料電池車 | 水素と酸素の化学反応から電力を作り、モーターで走ります。 |
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