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【Q&A】10選!CBDCとは?様々な質問にお答えします。

はじめに

「暗号資産(仮想通貨)との違い」など、様々な質問にお答えします。今のところ、10個のQ&Aがあります。各国の中央銀行が、CBDCの開発を急いでいます。

目次

  1. 【Q&A】10選!
    1. CBDCとは何ですか?
    2. 暗号資産(仮想通貨)との違いは?
    3. 電子マネーとの違いは?
    4. ブロックチェーンとは何ですか?
    5. CBDCのメリット
    6. CBDCのデメリット
    7. CBDCで何が変わる?
    8. CBDCの手数料はいくらですか?
    9. 日本のCBDCはいつ頃発行されますか?
    10. CBDCの価格変動は?
  2. まとめ
  3. 関連サイト

【Q&A】10選!

CBDCとは何ですか?

「中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)」とは、次の3つを満たすものであると言われています。

  1. デジタル化されていること
  2. 円などの法定通貨建てであること
  3. 中央銀行の債務として発行されること

つまりは、今の貨幣をデジタルにしたものです。

暗号資産(仮想通貨)との違いは?

資産と通貨

CBDCの最終形がどのようになるのか決まっていないので、何とも言えませんが、暗号資産(仮想通貨)は、世界中で使える「資産」である一方、CBDCは、あくまで「通貨」である点が異なります。

暗号資産のやりとりは、資産の売買なので、課税対象になると思います。もっとも、今のところ、制度が不明確なので、そうはなっていませんが。

CBDCは、今のところ、通貨のやりとりになりそうなので、課税などはないかも知れませんが、為替差損が生じる可能性があります。

どちらがお得かはわかりませんが、両方の良いとこどりをすれば良いのではないかと思います。

個人的には、CBDCも、資産にしてしまえば良いのではないかと思っています。

CBDCも、MMFのように、どこかに預けて、増やす資産にするということです。

管理者

CBDCも暗号資産(仮想通貨)も、ブロックチェーンで管理されます。

CBDCは、国が管理しますが、暗号資産(仮想通貨)は、世界中のユーザーが管理します。

この点が大きく違いますが、国が管理するものをブロックチェーンと呼べるかどうかは、定かではありません。

供給量

ビットコインは、2100万枚という供給量の上限がありますが、上限のない暗号資産(仮想通貨)も、多くあります。

CBDCは、国が供給量を決めるので、金融緩和時代のように、じゃぶじゃぶ発行することも可能になります。

電子マネーとの違いは?

電子マネーは、法定通貨の円をデジタル上でやりとりするものです。

あくまでも、硬貨や紙幣の代わりという概念です。

一方、CBDCは、法定通貨そのものが、デジタルで発行されます。

そのため、デジタル決済により柔軟に対応できて、偽造防止なども減らすことができます。

ブロックチェーンとは何ですか?

ブロックチェーン技術を一言で言うと、「ユーザー同士が、ネットワークで直接つながって、データを共有・分散管理する」ことです。


複数のユーザーが、ネットワークで直接つながって、データを「ブロック」単位で記録する際に、データの履歴情報を「チェーン」のように連結して、保存して管理します。

CBDCのメリット

  1. コストを削減できる
  2. 透明性が高く不正が起きにくい
  3. 決済システムを効率化できる

以下、詳しく説明します。

現在の硬貨や紙幣の発行には、膨大なコストがかかりますが、CBDCは、このコストを大きく削減できます。

CBDCは、ブロックチェーンの技術を用いるので、取引履歴を全て把握できます。そのため、マネーロンダリングや脱税をしにくくなります。

デジタルで決済できるので、システムを効率化できます。

CBDCのデメリット

誰でも、取引履歴を見ることができるので、匿名性がなくなります。そのため、プライバシーの問題が発生します。

デジタルで管理するので、サイバー攻撃の対象になりやすくなります。

使用する店によっては、決済手数料が発生することが考えられます。しかし、その場合でも、負担するのは、店側になるのではないかと思っています。今のクレジットカード払いのような感じです。

店側は、CBDCの決済端末を用意する必要が出てきます。

CBDCで何が変わる?

お金を使う際に、紙幣や硬貨を使うことがなくなります。

デジタルで、色々な便利なサービスが生まれるでしょう。

商品の割引なども柔軟に行えます。

紙幣や貨幣を発行する手間がなくなるので、その分振込手数料などを減らせるでしょう。

CBDCの手数料はいくらですか?

他国のCBDCは、手数料無料で試験しています。

中央銀行の通貨なので、本来手数料は無料になるはずです。

個人的には、少額でいいので、手数料を徴収して、赤字国債の補填に振り向けると良いのではないかと思っています。

日本のCBDCはいつ頃発行されますか?

日本銀行は、2023年春から、CBDCのパイロット実験を開始するように調整しています。

3メガバンクと地方銀行やフィンテック企業も参加して、セキュリティ機能の開発を進めます。

今のところ、2026年にも、発行の可否を判断する予定です。

「デジタル円」、日銀が大手銀などと来年度に実証実験へ

中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)について、日本銀行が2023年度、メガバンクなどと実証実験をする方向で調整していることがわかった。民間銀行の口座からの入出金が円滑にできるかなどを確認する。日銀は実験を経て、26年までに発行の可否を判断する方針だ。

CBDCは紙幣とは異なり、デジタル化され、スマートフォンなどで素早く決済できる。中央銀行が価値を保証する通貨として、どこでもいつでも使えることをめざし、各国で研究が進んでいる。日銀は現時点で発行する計画はないが、発行する場合の準備として21年4月から23年3月までの予定で、システム上で機能の実証実験をしている。

2022年11月24日:朝日新聞

CBDCの価格変動は?

CBDCは、各国の中央政府が発行・管理する法定通貨のデジタル版なので、大きな価格変動は起きません。

もっとも、デノミネーションなどがあれば、別ですが。

まとめ

CBDCは、中央銀行の発行するデジタル通貨です。

紙幣や硬貨をデジタルにするもので、利便性の向上などが期待されています。

ブロックチェーンの技術を用いているので、偽造されにくいという利点があります。

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