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うるう秒一覧：何年に一回？いつから何回？

はじめに

うるう秒とは、協定世界時（UTC）において、世界時のUT1との差を調整するために追加もしくは削除される秒です。うるう秒は、1972年から2022年までに計27回挿入されています。地球の自転は、周期的に遅くなっています。そのため、うるう秒の挿入は、平均して2年に1回程度の頻度で行われてきました。2023年以降、うるう秒は廃止される予定です。

うるう秒とは

うるう秒とは、協定世界時（UTC）において、世界時のUT1との差を調整するために追加もしくは削除される秒です。

地球の自転は、周期的に遅くなっています。そのため、原子時計の時間と天文時（地球の自転に基づく時刻）とのズレは、そのまま放置しておくと徐々に大きくなります。

うるう秒は、このズレを調整する方法として、1972年から採用されています。

うるう秒は、原子時計の時間と天文時とのズレがプラスマイナス0.9秒の範囲に入るように、挿入もしくは削除されます。

うるう秒は、1972年から2022年までに計27回挿入されています。

2023年以降、うるう秒は廃止される予定です。

うるう秒廃止の理由は、以下の2つが挙げられます。

うるう秒の挿入は、IT業界などから懸念の声が上がっていた。
うるう秒を廃止することで、長期的な観点から見ると、原子時計の時間と天文時のズレを調整する方法として、より望ましいと考えられるようになった。

うるう秒廃止後のズレの解消方法としては、以下の2つの方法が考えられます。

うるう分を追加する
天文時を原子時計に合わせる

具体的な方法は、2035年までに決定される予定です。

何年に一回？

うるう秒は、原子時計の時間と天文時とのズレがプラスマイナス0.9秒の範囲に入るように、挿入もしくは削除されます。

地球の自転は、周期的に遅くなっています。そのため、うるう秒の挿入は、平均して2年に1回程度の頻度で行われてきました。

しかし、近年は地球の自転が遅くなる速度が鈍化しており、2015年以降は、うるう秒の挿入は2年に1回ではなく、3年に1回程度の頻度で行われるようになりました。

2023年以降、うるう秒は廃止される予定です。

そのため、2023年以降は、うるう秒は挿入されません。