乳がんの治療薬には、「抗がん剤(細胞障害性抗がん薬)」「分子標的薬」「免疫チェックポイント阻害薬」の3種類があります。
分子標的薬は、がん細胞に特異的にみられる分子に標的とするため、効果的にがん細胞に作用します。
一般名 | 商品名 | 分類 | 効能または効果 | ||
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先発医薬品 | 後発医薬品 | ||||
分子標的薬 | トラスツズマブ | ハーセプチン | HER2阻害薬 | HER2過剰発現が確認された乳癌 | |
ペルツズマブ | パージェタ | HER2陽性の乳癌 | |||
トラスツズマブ エムタンシン | カドサイラ | HER2陽性の手術不能又は再発乳癌、HER2陽性の乳癌における術後薬物療法 | |||
ラパチニブ | タイケルブ | HER2過剰発現が確認された手術不能又は再発乳癌 | |||
パルボシクリブ | イブランス | CDK4/CDK6を阻害薬 | ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌 | ||
アベマシクリブ | ベージニオ | ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌、ホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法 | |||
ベバシズマブ | アバスチン | 血管新生阻害薬 | 手術不能又は再発乳癌 | ||
エベロリムス | アフィニトール | mTOR阻害薬 | 手術不能又は再発乳癌 | ||
オラパリブ | リムパーザ | PARP阻害薬 | がん化学療法歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌 |
がん細胞には、リンパ球などの免疫細胞の攻撃を逃れる仕組みがあります。そこで、免疫チェックポイント阻害薬は、その仕組みを解除して、免疫細胞の攻撃を有効にします。
一般名 | 商品名 | 分類 | 効能または効果 | ||
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先発医薬品 | 後発医薬品 | ||||
免疫チェックポイント阻害薬 | アテゾリズマブ | テセントリク | ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体 | PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌 |
「テセントリク(アテゾリズマブ)」が、早期乳がんの臨床試験段階です。
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