膵臓がんの治療薬には、「抗がん剤(細胞障害性抗がん薬)」「分子標的薬」「免疫チェックポイント阻害薬」の3種類があります。
分子標的薬は、リムパーザ(オラパリブ)、ヴァイトラックビ(ラロトレクチニブ)、ロズリートレク(エヌトレクチニブ)があります。
免疫チェックポイント阻害薬は、キイトルーダ(ペンブロリズマブ)があります。
分子標的薬は、がん細胞に特異的にみられる分子に標的とするため、効果的にがん細胞に作用します。
一般名 | 商品名 | 分類 | 効能または効果 | ||
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先発医薬品 | 後発医薬品 | ||||
分子標的薬 | オラパリブ | リムパーザ | ポリアデノシン5'二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤 | BRCA遺伝子変異陽性の治癒切除不能な膵癌における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の維持療法 | |
ラロトレクチニブ | ヴァイトラックビ | トロポミオシン受容体キナーゼ阻害剤 | NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌 | ||
エヌトレクチニブ | ロズリートレク | チロシンキナーゼ阻害剤 | NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌 |
がん細胞には、リンパ球などの免疫細胞の攻撃を逃れる仕組みがあります。そこで、免疫チェックポイント阻害薬は、その仕組みを解除して、免疫細胞の攻撃を有効にします。
一般名 | 商品名 | 分類 | 年間治療費 | 効能または効果 | ||
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先発医薬品 | 後発医薬品 | |||||
免疫チェックポイント阻害薬 | ペンブロリズマブ | キイトルーダ | ヒト化抗ヒトPD-1モノクローナル抗体 | 746万円 | がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る) |
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