胃がんの治療薬には、「抗がん剤(細胞障害性抗がん薬)」「分子標的薬」「免疫チェックポイント阻害薬」の3種類があります。
胃がんの薬物療法は、主に「抗がん剤」となっています。抗がん剤には5-FU系(5-FU、S-1、カペシタビン)、プラチナ系(シスプラチン、オキサリプラチン)、タキサン系(パクリタキセル、nab-パクリタキセル、ドセタキセル)、イリノテカンがあり、組み合わせて使用されます。
「分子標的薬」も、抗がん剤と組み合わせて使用されます。例えば、「トラスツズマブ」「ラムシルマブ」という薬剤があります。
「免疫チェックポイント阻害薬」は、胃がんの5%ほどのMSI-Hといった特徴を持った患者に使用されます。現在承認されているのは、「オプジーボ(ニボルマブ)」のみです。「キイトルーダ(ペムブロリズマブ)」は、承認申請中です。
一般名 | 商品名 | 分類 | 効能または効果 | ||
---|---|---|---|---|---|
先発医薬品 | 後発医薬品 | ||||
分子標的薬 | トラスツズマブ | ハーセプチン | トラスツズマブ「CTH」「NK」「第一三共」「ファイザー」 | HER2阻害薬 | HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌 |
ラムシルマブ | サイラムザ | 血管新生阻害薬 | 治癒切除不能な進行・再発の胃癌 |
がん細胞には、リンパ球などの免疫細胞の攻撃を逃れる仕組みがあります。そこで、免疫チェックポイント阻害薬は、その仕組みを解除して、免疫細胞の攻撃を有効にします。
一般名 | 商品名 | 分類 | 効能または効果 | ||
---|---|---|---|---|---|
先発医薬品 | 後発医薬品 | ||||
免疫チェックポイント阻害薬 | ニボルマブ | オプジーボ | 抗PD-1抗体 | 治癒切除不能な進行・再発の胃癌 |
情報が古かったり、間違っていることなどによる損害の責任は負いかねますので、ご了承ください。
Copyright (C) SUZ45. All Rights Reserved.