肝細胞がんは、肝臓の細胞ががん化して悪性腫瘍になったものです。
肝細胞がんの治療は、肝切除、ラジオ焼灼法、肝動脈化学塞栓療法が中心ですが、遠隔転移がある場合には、「分子標的薬」や「免疫チェックポイント阻害薬」を選択します。
「分子標的薬」には、ネクサバール(ソラフェニブ)、スチバーガ(レゴラフェニブ)、レンビマ(レンバチニブ)、サイラムザ(ラムシルマブ)があります。
「免疫チェックポイント阻害薬」には、テセントリク(アテゾリズマブ)があります。
一般名 | 商品名 | 分類 | 効能または効果 | ||
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先発医薬品 | 後発医薬品 | ||||
分子標的薬 | ソラフェニブ | ネクサバール | キナーゼ阻害剤 | 切除不能な肝細胞癌 | |
レゴラフェニブ | スチバーガ | がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌 | |||
レンバチニブ | レンビマ | 抗悪性腫瘍剤 | 切除不能な肝細胞癌 | ||
ラムシルマブ | サイラムザ | ヒト型抗VEGFR-2モノクローナル抗体 | がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞癌 |
がん細胞には、リンパ球などの免疫細胞の攻撃を逃れる仕組みがあります。そこで、免疫チェックポイント阻害薬は、その仕組みを解除して、免疫細胞の攻撃を有効にします。
一般名 | 商品名 | 分類 | 効能または効果 | ||
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先発医薬品 | 後発医薬品 | ||||
免疫チェックポイント阻害薬 | アテゾリズマブ | テセントリク | ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体 | 切除不能な肝細胞癌 |
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