初心者向けの最新投資コラムです。
米国FRBは、再三にわたって、大幅な利上げを敢行しました。
もちろん、最高の政策をとったと思うのですが、腑に落ちない。
そもそも、原油やガス、小麦などの原材料費の高騰が、物価を押し上げ、消費者物価指数CPIが、とんでもない数字になりました。
そして、いくつかの商品・サービスの価格が上昇しました。
そして、利上げをして、これを抑え込もうとしたのですが、どうも、的を射ていないような気がするのです。
利上げをすると、金利が上がります。
すると、米国民のローンの金利が上昇します。
そこで、物価高も踏まえて、賃金を上昇させました。
しかし、高い賃金を支払うために、幅広い分野の企業が、自社製品・サービスの値上げをしました。
つまり、「利上げバブル」の到来です。
また、債券価格が下落して、銀行などは損失を被りました。
その結果、米国銀行の破綻に陥りました。
じゃ、どうすればよかったの?、という意見もあるでしょう。
その質問に答えるなら、補助金を多用すべきだった、と答えます。
ほとんどの産業の物価高に陥る前に、物価高の起きた分野に補助金を有効活用すべきだったのです。
原油、小麦、ガスなど、補助金ならば、今よりは、痛手は少なくて済んだのではないでしょうか。
そして、これからですが、石油、小麦などが、無尽蔵に高騰するわけではなさそうなので、放っておけば、消費者物価指数2%くらいには、落ち着くのではないでしょうか。
もちろん、前年比での話なので、高いところで、キープするようなイメージでしょうか。
下駄を履かせたようなものですね。
まさか、利上げで、元に戻すとは考えていないでしょうから、それで良いのではないでしょうか。
利上げを停止して、やることは、二つ。
補助金の充実と、生産性の向上です。
これで、物価高を改善できれば、賃金も、ある程度下げても大丈夫でしょう。
あとは、消費者物価指数は、人口の増加や産業の発展により、上がるのが好ましいと思うのですが、米国の人口増加率は、0.4%程度なので、消費者物価指数2%は、夢物語なのかも知れませんね。
日本はもとより、米国も2%というのが、高望みなのかも。
あとは、逆行するかも知れませんが、生産性を上げることでしょうか。
日本も、消費者物価指数を2%にしたければ、人口を増やすことが必要でしょう。
さらに、生産性を上げれば、経済は発展していくでしょう。
日本は、その両方ともできていないのに、賃金を上げる動きは、憂慮しています。
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