初心者向けの「NISA(少額投資非課税制度)」の解説です。常に最新の情報をアップして、簡単にわかりやすくまとめています。
2024年1月から始まる新しい少額投資非課税制度(NISA)の「成長投資枠」で購入できる投資信託が決まった。第1弾として、投資信託協会が21日にも国内外の株や債券などで運用する約1000本の投信を発表する。長期の資産形成にそぐわないとして毎月分配型は除外した。個人の税制優遇で「貯蓄から投資」を後押しする。
公募投信は全体で約6000本ある。その中から投資初心者が扱いやすい投信をどう区分けするかが焦点だった。投信協会は成長投資枠の条件に合う投信を運用会社から募った。今後発表する1000本と合わせ、約2000本が最終的な投資対象となる。
現行の一般NISAは公募投信すべてを購入対象としている。日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)の2倍の値動きになるレバレッジ型なども入っているが、「税制優遇で長期の資産形成を促すNISAにそぐわない」(金融庁)として新NISAではこうした商品は対象外となる。デリバティブ(金融派生商品)を組み入れる場合、為替変動リスクを抑えるといったヘッジ目的での利用に限るとした。(日本経済新聞より)
2024年1月から新しい少額投資非課税制度(NISA)が始まる。改正所得税法が28日、参院本会議で可決・成立し、制度の恒久化が正式に決まった。政府は資産所得倍増プランで、今後5年でNISAの口座数を3400万、投資額を56兆円にそれぞれ倍増する目標を掲げる。投資を始める人をひとりでも多く取り込もうと、金融機関の争奪戦は早くも熱を帯びている。(日本経済新聞より)
政府・与党は2024年に恒久化する少額投資非課税制度(NISA)を現行制度と分離する方針を固めた。現行のNISAで投資してきた人も、投資枠を拡充して恒久化する新制度を満額使えるようにする。一般型とつみたて型に同時に投資することも可能にする。貯蓄から投資の流れを加速させる。(日本経済新聞より)
政府・与党は少額投資非課税制度(NISA)を恒久化する方針を固めた。非課税で投資できる期間を無期限にする。NISAは投資信託に限った「つみたて型」と国内外の上場株などに幅広く投資できる一般型がある。政府はいずれも無期限にする案をまとめた。一般型の恒久化について慎重な意見があった与党の税制調査会も政府の方針を大筋で受け入れた。12月にまとめる2023年度与党税制改正大綱に盛り込む。(日本経済新聞より)
アメリカを訪問している岸田総理大臣はニューヨーク証券取引所で演説し「新しい資本主義」を通じて持続的な経済成長を図るとして、日本への積極的な投資を呼びかけました。また、日本国内の貯蓄から投資への流れを後押しするため、個人投資家を対象にした優遇税制「NISA」を恒久化する意向を明らかにしました。(NHKニュースより)
一部報道によると、金融庁は投資上限額を一般NISAで最大600万円、つみたてNISAで最大800万円まで拡大することを求める。つみたてNISAでは、上場企業の株式に投資できるようにする案も検討されているという。(MONEY INSIDERより)
金融庁は2023年度税制改正要望でNISA(少額投資非課税制度)の恒久化と投資枠の拡充を求める方針だ。積み立て型の「つみたてNISA」には新たに成長投資枠(仮称)を導入し、より幅広い商品に投資できるようにする。金融庁が月内に財務省に要望する。年末にかけて与党の税制調査会が中心となり、投資枠の拡充幅など具体的な内容を検討する。(読売新聞オンラインより)
項目 | 一般NISA | つみたてNISA | 改正要望 |
投資可能期間 | 2028年まで | 2042年まで | 恒久化 |
非課税期間 | 5年間 | 20年間 | 無制限 |
年間投資枠 | 120万円 | 40万円 | 新たな成長投資枠を設け、拡大 |
対象年齢 | 20歳以上 | 20歳以上 | つみたてNISAは未成年に拡大 |
こうなってくると、「少額」ではないので、「NISA(少額投資非課税制度)」自体の名称変更なんてこともあり得ますね。
元々、120万円を「少額」と呼ぶのも、庶民感覚がないというか……。
ところで、FXや暗号資産(仮想通貨)は、例えば、数百円から始められるので、投資の裾野を広げるという意味でも、そういうのも、取り込んでいくと良いのですが。
通常、株式や投資信託に投資すると、利益や配当に対して、約20%の税金がかかります。
「NISA(少額投資非課税制度)」は、この税金を無料にする制度です。
名称 | 購入額 | 非課税期間 |
一般NISA | 年間120万円まで | 最大5年間 |
つみたてNISA | 年間40万円まで | 最大20年間 |
ジュニアNISA | 年間80万円まで | 最大5年間 |
新しいNISAは、投信やETFの積み立てをしないと、株などの非課税枠を使えません。
非課税期間が過ぎたら……
色々読んでも、結局よくわからないので、動画の時間が長いんですが、見る価値はあります。
わざとわかりにくくしているんじゃないかと思うような制度ですが、色々考えてのことでしょう。
購入額は、「少額」というほど少額ではありませんが、初心者が、ちょっと株の投資をするには、まあまあの額でしょう。
基本的に、NISAは、デイトレーダーのような短期売買をする方向けではありません。株を買って、中期で保有して、配当をもらいながら、値上がりしたら売るようなスタンスの方向けです。
購入額は、売買した合計金額です。つまり、買った株を売って、また買っても、非課税枠を超えたら、税金がかかります。
ポイントは、購入額の制限がありますが、利益の制限はないことでしょうか。つまり、ハイリターンを望める株に投資すると、多くの税金を無料にできる可能性があります。あるいは、高配当銘柄もお得でしょう。
以下、つみたてNISAの投資信託とETFの選び方&買い方の参考になさってください。
つみたてNISA投資信託・ETF一覧&選び方&買い方 何を買えばいいのか?NISAの枠は、再投資ができません。一般NISAは120万円分購入して、売却すると、その後の購入分は、課税対象になってしまいます。つみたてNISAは40万円です。つまり、投資枠は、年間合計投資額で、保有額ではありません。
初心者は、まず、NISA口座を作って、数万円で買える株を買ってみましょう。
株は、安いからといって、会社の価値が低いわけではありません。発行している株数が多いのです。
その時、分散投資を心がけましょう。
上がったら、売って、利益を出しましょう。
持ち続けて、配当収入を得るのも、得策だと思います。
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