円高でも儲かる投資方法「オルカン」の運用利回りがマイナスに?についてまとめました。これから、金利差縮小によって、相乗的に、円高ドル安になります。例えば、ドル円が150円の時に買った投資信託の価値が、100円になると、3分の2になってしまいます。これでは、運用益が、例えば、12%だったとしても、完全に運用利回りはマイナスになってしまいます。
これから、米国などの諸外国が、利下げを始めて、金利が下がります。
それにより、ドル安になります。
一方、日本は、マイナス金利を解除して、利上げをします。
それにより、円高になります。
そして、金利差縮小によって、相乗的に、円高ドル安になります。
円高ドル安になると、以下のようなことが起こります。
自動車セクターなどが、大きな影響を受けます。
例えば、ドル円が150円の時、100ドルで15,000円の株が、買えたのに、ドル円が100円になると、100ドルで10,000円しか買えなくなります。先のレートで買っていた外国人は、5,000円の損失になります。外国人投資家が、買わなくなると、日本企業の株価は下がる傾向にあります。
上記のように、ドル円のレート差で、投資信託の価値が、相対的に目減りします。例えば、ドル円が150円の時に買った投資信託の価値が、100円になると、3分の2になってしまいます。投資信託の「オルカン」を150万円分買った場合では、元本が、3分の2の100万円になってしまって、元本割れの危機になるのです。これでは、運用益が12%だったとしても、完全に運用利回りはマイナスになってしまいます。
これは、米国企業が、経験したように、特に、ハイテク企業などが、悪影響を受けます。
このようなことから、日本株が下がる傾向になります。
円高になっても、儲かる方法は、以下です。
日本株ならば、為替の影響は、直接受けません。円高でも上がるセクターの株を買いましょう。
「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」などの国内の投資信託ならば、為替の影響は、直接受けません。
投資信託のうち、数%くらいは、「ヘッジあり」のものです。これは、為替が、円高になった場合に、その差損を相殺するようにしているので、円高になっても安心です。ただし、常にその設定になっているので、利益が削がれて、円安になっても、為替差益は、得られません。ブル型の投資信託にも、ヘッジありのものが多いので、チャレンジしても良いかも知れません。
円高の時に、外国の通貨を買って、外貨で運用して、円安になったら、円に戻すのが理想です。ただ、今は、円安なので、思い切って、外貨に替えて、外貨で運用して、さらに円安になった時に、円に戻すと良いと思います。
FXでは、円高で外貨を買って、円安になったら、外貨を売ります。もしくは、円安で外貨を売って、円高になったら、外貨を買うこともできます。ただし、この場合は、オーバーナイトすると、マイナスのスワップがつくので、注意したいところです。
基本的には、円高の時は、儲かる投資先が、限られてしまいます。
しかし、そこにお金が集まるので、利益は出せます。
ご自身の投資スタイルに合ったものが、見つかると良いですね。
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