日銀の出口戦略(金融引き締め、緩和政策修正)変遷のニュースをまとめました。これからも、徐々に出口戦略が進んでいきます。
日銀は、28日までの2日間、金融政策を決める会合を開き、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度とするイールドカーブ・コントロールと呼ばれる大規模な金融緩和策の枠組みを維持しました。
その上で、金利操作の運用を見直し、これまで「0.5%程度」としてきた長期金利の変動幅の上限について「0.5%程度をめど」としより柔軟に運用することを決めました。
これについて植田総裁は記者会見で「長期金利が1%まで上昇することは想定していないが、念のための上限、キャップとして1%とした」と述べ、今後、金利操作にあたって事実上1%を上限=キャップとする考えを明らかにしました。
2023年7月28日:NHK
日銀は19~20日に開いた金融政策決定会合で、大規模緩和を修正する方針を決めた。従来0.25%程度としてきた長期金利の変動許容幅を0.5%に拡大する。20日から適用する。黒田東彦総裁は記者会見で「市場機能の改善をはかる」と修正理由を説明した。
事実上の利上げとなる決定で、市場では長期金利が急上昇した。外国為替市場では円高が進んだ。
市場は今回の決定を事実上の利上げと受け止めている。黒田総裁は「金融緩和の効果をより円滑にするためのもので、利上げではない。金融引き締めではまったくない」と強調。経済の成長や雇用改善、賃上げがより行いやすくなるとして「経済への波及がよりスムーズ・安定的に起こり、景気にはプラスではないか」(黒田総裁)との見解を示した。
2022年12月20日:日本経済新聞
日銀の出口戦略が、徐々に動き出しています。
少しの修正でも、大きな影響力があります。
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