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国内外の半導体関連企業の特許数ランキング「世界で最も稼ぐ特許とは?」
はじめに
国内外の半導体関連企業の特許数ランキング「世界で最も稼ぐ特許とは?」についてまとめました。特許出願数ランキングでは、パナソニックが、1位となりましたが、中興通訊と華為技術も上位にランクインし、中国企業の半導体関連技術への注力がうかがえます。特許取得数ランキングでは、サムスン電子が1位となりました。TSMCとインテルも上位にランクインし、半導体製造や設計における技術力の高さが評価されています。
目次
2023年の世界半導体関連企業の特許出願数と特許取得数ランキングは、以下のとおりです。
特許出願数ランキング
順位 | 企業 | 国 | 出願数 |
1位 | パナソニック | 日本 | 2,881件 |
2位 | 中興通訊 | 中国 | 2,309件 |
3位 | 華為技術 | 中国 | 2,094件 |
4位 | クアルコム | 米国 | 1,925件 |
5位 | インテル | 米国 | 1,866件 |
特許取得数ランキング
順位 | 企業 | 国 | 取得数 |
1位 | サムスン電子 | 韓国 | 1,237件 |
2位 | TSMC | 台湾 | 1,133件 |
3位 | インテル | 米国 | 1,088件 |
4位 | クアルコム | 米国 | 1,021件 |
5位 | オラクル | 米国 | 943件 |
特許出願数ランキングでは、パナソニックが、1位となりましたが、中興通訊と華為技術も上位にランクインし、中国企業の半導体関連技術への注力がうかがえます。
特許取得数ランキングでは、サムスン電子が1位となりました。TSMCとインテルも上位にランクインし、半導体製造や設計における技術力の高さが評価されています。
近年、半導体関連技術は急速に発展しており、各国・各社が特許出願を積極的に行っています。今後も、半導体関連の特許出願数は増加していくことが予想されます。
2023年の世界半導体関連企業の特許収入ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 企業 | 国 | 収入(億円) |
1位 | インテル | 米国 | 7,325 |
2位 | サムスン電子 | 韓国 | 4,720 |
3位 | クアルコム | 米国 | 2,660 |
4位 | NVIDIA | 米国 | 2,100 |
5位 | Broadcom | 米国 | 1,800 |
特許収入ランキングでは、インテルが1位となりました。インテルは、半導体製造や設計における技術力の高さに加えて、広範囲にわたる特許ポートフォリオを有していることが特許収入の増加につながっています。
サムスン電子とクアルコムも上位にランクインし、半導体関連技術における技術力の高さが評価されています。
近年、半導体関連技術は急速に発展しており、各国・各社が特許出願を積極的に行っています。今後も、半導体関連の特許収入は増加していくことが予想されます。
なお、特許収入は、特許の使用許諾や訴訟などで得られる収入を指します。
世界の半導体の特許のうち、最も特許収入の多い特許は、インテルが保有する「半導体製造プロセスにおけるドーピング技術」に関する特許です。この特許は、半導体製造において、トランジスタの性能を向上させるためのドーピング技術に関するもので、1990年代にインテルが開発しました。
この特許は、インテルのCPUやGPUなどの半導体製品に広く使用されており、年間の特許収入は約1,000億円に上ると推定されています。
その他の特許収入の多い半導体特許としては、以下が挙げられます。
- サムスン電子が保有する「半導体製造プロセスにおけるエピタキシャル成長技術」に関する特許
- クアルコムが保有する「半導体チップの設計技術」に関する特許
- NVIDIAが保有する「半導体チップの製造技術」に関する特許
これらの特許は、いずれも半導体製造や設計における重要な技術に関するもので、半導体業界において広く使用されています。
特許出願数では、日本のパナソニックが、1位になりましたが、特許取得数や特許収入ランキングには、日本企業は、顔を出していません。
この分野でも、日本企業は、遅れをとっています。
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